2023年 多摩川コンテスト
今年も流域内に移動して多摩川コンテストに参加しました。
天気は良かったのですが、朝の冷え込みが厳しくて体に堪えました。
運用場所は昨年と同じく奥多摩町の駐車場です。
今回、同じ駐車場から別の局がサバイバルマラソンコンテストの運用をされたのですが、ちょっとモヤモヤすることがありました。
このお方、運用場所の駐車場に向かう途中、私の車の後ろを走行していたのですが、途中、車間距離を詰めてきて、いかにも道を譲れと言わんばかりの運転をしていました。
山道のうえ、追い越し禁止区間や追い越し防止用のポールもいたる箇所にありましたので、私は安全速度で運転しました。そのうち諦めたと見えて車間を空けて後ろをついてきました。
目的の駐車場に到着すると、その車も同じ駐車場に入り、離れた場所に駐車するやいなや車からV/UHFのGPを取り出してアンテナ設営を始めたのです。いかにも先にアンテナを上げて既成事実を作ろうとしているように感じました。
私は同業者だなと思い、バンドが被るのは勘弁して欲しいので、こちらは6mで多摩川コンテストに参加する目的で来ていることを告げました。すると、そのお方、開口一番に「あなたはもしかして井〇さん?」というので、「いいえ、違いますけど」と答えました。どうやら別の局と待ち合わせをしているようです。
話を聴くと、そのお方は2mで開催中のサバイバルマラソンコンテストに参加するのが目的なので6mは運用しないということで安心したのですが、後から井〇さんがやって来て6mを運用したら困るなぁと思いながらアンテナの設営作業を行いました。
結果的には他の同業者は来られなかったので問題にはなりませんでした。昨年も同じ駐車場でその方とは別のお二方が移動運用をされていたのですが、きちんと挨拶に来られてコンテストの時間帯は6mは運用しないという条件でお互い運用しました。しかし、今回のお方はそうではなく、今、巷で話題になっている移動運用場所でのトラブル事案を匂わせる行動に思えました。
今回、私は2mバンドはワッチしませんでしたので、そのお方のコールサインは存じません。
モヤモヤを抱えた状態でアンテナ設営と車内のセッティングを済ませました。
11時頃から6mのバンド状況をワッチしましたが、例年になくバンド内が静かです。お昼を過ぎてもあまり運用している局が聞こえません。日にちを間違えたかと思ってコンテスト規約を確認してしまいました。
13時前にバンド内をワッチして手書きのバンドマップを作成しましたが、今年は常連さんが少ないように感じました。
コンテストはCWからスタート。開始前から試験電波を発射していたのですが、開始早々から空振りが続いてスタートダッシュに失敗。
前半はCWで100QSOを目標にしていたのですが、超低調で80QSOにも届かない感じでしたので、CWバンド内の呼び回りをして積み上げることにしました。
開始1時間で昨年の8割ほどしか交信できず、マルチも6つほど残っていました。これ以上CWで粘っても伸びそうにないと判断して、SSBにQSYしました。
今年はいつもと違って世田谷(SE)や立川(TA)、調布(CH)、日野(HI)といった何でもないマルチが残っていてモヤモヤが積ります。
SSBはバンド内をひと通り呼び回ってから空き周波数を見つけてCQを出すつもりでしたが、想像以上にバンドが埋まっていて、なかなか空き周波数が見つけられず、時間を割いている割には局数が伸びません。しかし、レートが下がっても呼び回りをしたお蔭で世田谷、日野、立川のマルチは埋めることができました。
ようやくかなり高めの周波数でランニングを開始するも、呼ばれ方が例年以上に薄くてCQ連呼状態でした。しかし、高めの周波数でCQを出した成果としては、川崎区(KA)と調布(CH)の局に呼ばれたことでしょうか。残るマルチは羽村(HM)。
運用している周波数が高すぎるのが原因かと思い、低めの周波数にQSYするもCQの空振りが続き、アンテナがソッポを向いているのかと思って、ビーム方向を確認する始末。
残り30分を切ったところでSSBに見切りをつけて、再びCWにQSY。CQ出してもあまり呼ばれないので、呼び回り中心で運用しました。
残り5分となり、CWでも新たな局が見つけられなくなったのでSSBにQSY。バンドのエッジが空いていたのでCQを出すも殆ど呼ばれることもなくモヤモヤ状態でフィニッシュ。
今年は3年ぶりに自分が運用しているマルチが取れたので、初めてマルチコンプリートできるかと期待しましたが、羽村(HM)をどうしても見つけることができず、マルチコンプリートは次回以降にお預けとなりました。モヤモヤ。
結果は、ここ4年間の中で交信数、ポイント、スコア共に自己最低でした。
143QSO(DUPE:1)、CW 98QSO 382 × 22 = 8404
始めから終わりまでモヤモヤが残るコンテストでした。