2022年 多摩川コンテスト参加

今年も流域内に移動して多摩川コンテストに参加しました。

今年は地元(神奈川県)の「ハムの集い(支部大会)」と日程が重なり、コンテスト表彰式の案内をもらいましたのでどうしようか迷いました。しかし、7月以降は自宅のリフォーム工事などで無線運用が制限されていたため、溜まり溜まったガス抜きのために表彰式のお立ち台ではなく、山の中で脚立に上ることにしました。

昨年と同様に奥多摩町から運用しました。天気が思わしくなかったのですが、幸いにもアンテナ設営時には雨に降られず、小一時間で設営を終えることができました。

無線設備は前回から変化ありませんが、車内での運用環境を若干改善しました。リフォームで使わなくなった折り畳みのテーブルと椅子を持ち込んで、無線機とパソコン、マイク、パドルはテーブルに乗せて、椅子に腰かけて運用できるようにしました。

これまでは2時間程度のコンテストでは正座して運用していましたので、かなり楽になりました。

早々に準備が済んだので早めに腹ごしらえして、バンド内をワッチしました。7エリアの一関市移動の局が聞こえていました。アンテナのビーム方向とはサイドになる方向からの信号でしたが、はっきりと聞こえていましたので、そのままコールしたら交信することができました。もらったレポートはRS 41でした。

今年は天候のせいでしょうか、紅葉見物に来られる車やバイクが少なくて駐車場が空いていたのですが、突如、物々しい出来事がありました。地元猟友会の車でしょうか、猟銃を小脇に抱えて山の中に駆け込んでいき、しばらくするとズドーンという銃声音がしました。害獣駆除でしょうかね。その後も続々と車がやってきて、駐車場に10台ほど停車しました。その中で猟銃を持っていないのは私だけという状況にビックリドッキリしました。

コンテスト開始に備えて、昨年同様に手書きのバンドマップを作成しました。今年は移動して運用している局が少ないようで、CWのバンドエッジ近くは常連さんが陣取っているくらいでした。そのため、今年はコンテスト開始時からCWでCQを出すことにしました。

開始直後はあまり呼ばれませんでしたが、5分くらい経過してからそこそこ呼ばれるようになりました。30分で60局ほど交信できましたが、マルチがあまり埋まらず呼びまわりしようかとも迷いましたが、もう少し粘ることにしました。35分経過したころからバンドエッジ付近でランニングしていた常連さん方が呼びまわりを開始されたようでして、次々と呼ばれました。

取得マルチも徐々に増えて、残りは5つ(HM,KA,SA,TK,OK)となりました。その後、TKとKAの移動局から呼ばれてマルチをゲット。1時間経過したところでCWの高めの周波数で運用している局を中心に呼びまわりをしました。幸運にもHMとSAの移動局と交信することができて、残りは自分のマルチ(OK)のみとなりました。

CWでこれ以上深追いしても効率が悪いと判断し、14:04からSSBにQSY。数局呼びまわったところで、空き周波数が見つかったのでランニングを開始しました。しかし、昨年のような感じでは呼ばれず、10分ほどでレートが落ちてしまいました。それでも30分ほどSSBに留まりましたが、まだCWの方が得点が高い分ポイントを積み上げられると判断し、終盤はCWに再度QSYしてフィニッシュとなりました。

結果は、今年も自分のマルチ(OK)が残ってしまい、マルチコンプリートはできませんでした。

昨年と比較して、交信数は17%減ポイントは15%減スコアは11%減という結果となりました。唯一の増加はマルチ数(昨年は21、今年は22)でした。

175QSO(DUPE 3QSO)、459ポイント×22マルチ=10,098

コンテスト終了間際(14:56)に5桁の大台に乗ることができました。

コンテスト中に雨脚が強まり、コンテスト終了後は車内の荷物を整理して、雨脚が少し弱まったところで外作業(アンテナ撤収)を開始。アンテナは全て解体せずに車に積み込める長さでひとまず積み込みました。1時間弱で撤収を終えて、後日、虫干しを兼ねて再解体します。

帰路の途中、厚木付近を通過した際に相模川河川敷で花火が盛大に打ち上げられていました。ほぼ真横から打ち上がって、真上で炸裂する感じでした。昼間は銃声音夜は炸裂音を間近で体験することができて、大変熱い一日になりました。